あなたは投資で勝っていますか。それとも負けていますか。
もし勝っているのなら今後も同じように勝ち続けることはできますか。
負けているなら、同じ負けを繰り返してはいませんか。
はじめに
今回は上岡正明先生の、『勝てる投資家は「これ」しかやらない MBA保有の脳科学者が教える科学的に正しい株式投資術』上岡正明(2021年)、PHP研究所、の感想をまとめます。
筆者が今年読んだ本の中で、ベスト3の中に入るのではないかと思うほど、中身の濃い投資本でした。
この本はこんな人におすすめ。
・投資初心者ですが、自分のタイミングで売買する方法を教えてもらいたい
・中級者ですが、安定して勝てる方法をしりたい
・長年投資してますが、負けてばかりです
本書は、上岡正明先生の経験をもとに、勝てる投資家となるためのノウハウがぎっしり詰まっいて、「えっ、こんなに教えてもらっていいんですか!?」と思うくらいの良質な内容でした。
これから長く投資を続けていこうと考えている人には、必読の投資本といえるのではないかと感じています。
結論
勝つ投資家は”勝つためのシンプルな方法”を繰り返し実践している。
勝つ投資家になるためには”再現性の高い勝ちパターン”を見つけ、それを繰り返すこと。
この本の良かったと思うところ3選
再現性があるものに投資する。
この本で何度も出てきたキーワードですし、最重要ポイントと言えます。
勝つ投資家は”再現性のある勝ちパターン”の投資をしている。
自身の経験や過去のデータ、株価の値動き、ニュース、などから再現性と期待値を読み取って、”勝てる投資”だけを繰り返し実践している。
というものでした。
筆者は日々相場を眺める中で、「これからどのような動きになるかな」と頭の中である程度は予想をします。
当然、投資家である皆さんも、そのように予想をすると思います。
そして、株価が上がりそうだから株を買うのだと思います。
では、みなさんは株を買う時、
”今後の値動きの再現性はどの程度か”
”期待値はどの程度か”
”損をするとすればどの程度までは許容できて、どのラインから損切を行うのか”
そこまで考えたうえで、「今回のトレードは再現性と期待値の関係から、勝つ可能性が高い」と判断し、株を買っていますか。
筆者の場合、そこまで考えて取引は行っていませんでした。
まだまだ、考えが浅かったことを認識し、投資家としてレベルアップするために必ず必要なスキルであると感じました。
「売買ノート」をつける。
本書では、「売買ノート」として取り上げられていましたが、いわゆる”トレード日誌”をつけなさい、ということも本書では触れられています。
みなさんつけてますか?
筆者の場合は、トレード日誌にチャレンジはしたことはありますが、継続的には行えていませんでした。
本書では、「売買ノート」の記入項目やその使い方についても、触れられていて、より具体的に「売買ノート」を利用する価値があることについて書かれていました。
「売買ノート」には、取引を開始した時、取引を終了した時の心境、その時の反省点などを書き記すことで、勝ち取引の再現性を高めたり、同じ失敗を繰り返さないために役立てていきます。
筆者はトレード日誌を継続できなかった人間ではありますが、
「結局何を書けばいいのかわからない。」
「どのように活かしていくのかわからない。」
という部分で躓いていたようにも感じます。
本書を読むことで、「売買ノート」を書く重要性と具体的な活用方法をしることができるので、筆者はこれから、長く勝ち続けるためにも「売買ノート」は必須項目として取り組んでいきます。
時間を武器にする
機関投資家と個人投資家と聞いて、どのようなイメージをもっていますか。
筆者の場合、
”圧倒的な資金力のある機関投資家”、
”株価を動かし、個人投資家から資金を奪い取る機関投資家”
といった、強大な力を持つラスボスのようなイメージがあります。
一方、個人投資家は
”少ない資金で、ちまちまとおこぼれをもらう”
といった、弱々しいというか、飢えたハイエナみないなイメージがありました。
しかし、そんな個人投資家でも、機関投資家に勝てる圧倒的な唯一の武器が存在したのです。
それが、「時間」です。
個人投資家には、〇月〇日までに○○円の資金を動かさないといけない。などの決まりごとはありません。なので、気長に待つことも戦略として取り入れることができるのです。
兼業の個人投資家である筆者としては、”時間”という武器を最大限に活かした戦い方をしていきたいと思います。
まとめ
だれでも勝てる投資家になることができる。
同じ失敗を繰り返さないように注意して、自分にしかできない”再現性の高い勝ちパターン”を見つけよう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
本書では、上岡正明先生の投資術がびっしり詰まった一冊ではないかと思います。アルバムでいうとベスト盤級の内容なのではないかと感じています。
この本を読んで、今までの筆者の投資は、”遊び感覚の投資”だったんだな。と思いました。
ただ、投資をする以上は自分の資金を増やしたいですし、億り人を目指したいとも思いますので、せっかく学んだこの良書を教科書として、日々勉強していきたいと思います。
この本に興味のある方は、一度読んでみることをおすすめします。
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