結局どこの証券会社がおすすめなの?
手数料が安い証券会社ってどこ?
youtuberのおすすめ証券会社がいいの?
前回の記事「【投資初心者】なにもわからないけど投資をはじめたい人はまずは証券口座を作ろう」では、投資をはじめる第一歩として、証券口座を作りましょう。という記事を書きました。
今回は、どこの証券会社で口座をつくればいいのかについて解説していきます。
はじめに
投資をはじめるにあたって、どこの証券会社で取引したらいいのか悩むところですよね。
筆者は、SBI証券、楽天証券、DMM証券と3口座で取引していますが、これから投資をはじめる方に、3つの証券口座を開設した理由と、おすすめの証券口座について解説したいと思います。
【大原則】手数料の安い証券口座を選ぼう。
筆者は、SBI証券、楽天証券、DMM証券と3口座で取引をしていますが、いずれも手数料の安さで決めました。
理由は、手数料負けは極力防ぎたいですし、手数料が無料なら無料のほうが良いじゃん。と思うからです。
手数料なんて、微々たるものじゃん。
それよりも、取引銘柄の多いほうが有利じゃん。
と思われるかもしれません。確かに、それもそうかもしれません。
経験や銘柄選定能力があり、手数料の安い証券会社では、取引したい銘柄が選択できない!
という方や、自分で銘柄を決めるのではなく、証券マンなどに任せておきたいという人にとっては、そうだと思います。
ですが、筆者は株価の値上がり、値下がりについては、自分で正確に予測・コントロールすることができない(難しい)ことなので、手数料の安い証券会社をおすすめします。
取引したい銘柄がない!
ガーン!!
というくらいまで、知識や経験がついた後に、別の証券会社であらたに口座を開設しても遅くはないのでしょうか。
筆者がおすすめする投資初心者への入門書「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 単行本(ソフトカバー) – 2015/11/11,山崎元 (著), 大橋弘祐 (著)」でも書かれていますが、初心者にとっては手数料の安い証券会社を選ぶことが重要です。
3社を比較してみよう「SBI証券、楽天証券、DMM証券」
SBI証券と楽天証券、DMM証券の手数料を表にしました。
比較対象は、口座開設、管理手数料と国内株式、投資信託、米国株の手数料としました。
口座開設 管理手数料 | 国内株式(税込) | 投資信託 | 米国株 | 各社手数料リンク | |
SBI証券 | 無料 | 0円~ | 0円 | 0円~ | 手数料(SBI) |
楽天証券 | 無料 | 0円~ | 0円 | 0円~ | 手数料(楽天) |
DMM証券 | 無料 | 55円~ | 取扱無 | 0円 | 手数料(DMM) |
※令和4年3月5日時点、情報は変わることがあるので、詳細は各証券会社ページで確認することをおすすめします。
いかがでしょうか。どの証券会社も口座開設・管理手数料が無料で、国内株式や投資信託、米国株取引の手数料もほとんど無料のものが多いことがわかると思います。
筆者は、SBI証券で投資信託、国内株式、米国株
楽天証券で国内株式と米国株、
DMM証券で米国株の取引きをしています。
【SBI証券】取引手数料が一番安い
SBI証券と楽天証券、DMM証券の3社で取引している筆者ですが、取引手数料が一番安いのはSBI証券です。
国内株式現物取引アクティブプランでは、1日の約定代金の合計が100万円までが無料となります。
1日の約定代金の合計 | SBIアクティブプラン | 楽天いちにち定額コース |
100万円まで | 0円 | 0円 |
200万円まで | 1,238円(税込) | 2,200円(税込) |
300万円まで | 1,691円(税込) | 3,300円(税込) |
以降100万円増加ごと | +295円(税込) | +1,100円(税込) |
楽天証券のいちにち定額コースも、1日の約定代金の合計が100万円までが無料となることは同じですが、以降の増額分の手数料に違いがあることがわかります。
ちなみに、「約定代金の合計が100万円までが無料」というのは、株を買った分と売った分の合計が1日で100万円まで無料ということです。
SBI証券の場合、取り引き手数料は一旦かかりますが、後から手数料が返ってくる仕組みになっていました。
米国株取引では、最低取引手数料は無料。ただし、基本的に約定代金の0.45%(税込0.495%)が手数料としてかかり、最大22ドルまでの手数料が必要となっています。
また、住信SBI銀行からドルを入金することで、為替手数料を抑えることができます。
新たに、SBI証券で口座を開設するかたで、住信SBI銀行の口座をお持ちでないかたは、先に住信SBI銀行で口座を作ってから、SBI証券で口座を開設するのもありだと思います。
https://www.netbk.co.jp/contents/
なお、SBI証券での投資信託の申込手数料は無料となっています。
投資信託の取り扱い銘柄数は令和4年3月5日時点で、2,633件となっています。
【楽天証券】手数料の安さとアプリが使いやすい
筆者のおすすめNo.1の証券会社です。
まず、楽天証券は先ほどのSBI証券と並んで手数料が非常に安いです。
口座開設 管理手数料 | 国内株式(税込) | 投資信託 | 米国株 | 各社手数料リンク | |
SBI証券 | 無料 | 0円~ | 0円 | 0円~ | 手数料(SBI) |
楽天証券 | 無料 | 0円~ | 0円 | 0円~ | 手数料(楽天) |
DMM証券 | 無料 | 55円~ | 取扱無 | 0円 | 手数料(DMM) |
1日の約定代金の合計 | SBIアクティブプラン | 楽天いちにち定額コース |
100万円まで | 0円 | 0円 |
200万円まで | 1,238円(税込) | 2,200円(税込) |
300万円まで | 1,691円(税込) | 3,300円(税込) |
以降100万円増加ごと | ⁺295円(税込) | +1,100円(税込) |
SBI証券と比べた場合は、手数料として少し不利ではありますが、1日の約定代金の合計が100万円までが無料となるのは非常にありがたいですし、初心者の方には十分ではないでしょうか。
また、SBI証券のように一旦手数料を払った後、手数料が返ってくるのではなく、約定代金の合計が100万円を超える際の取り引きの時に、手数料がかかる仕組みになっています。
筆者が楽天証券をお勧めする理由として一番おおきいのは、アプリの使いやすさです。
楽天証券のアプリ「iSPEED」。非常に使いやすいです。
株式などの取り引きをするうえで、株価の変動を示すグラフ(チャート)を見るようになると思うのですが、日足、週足、月足、の切り替え、出来高、移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、RSIなどの切り替えのしやすさ、トレンドラインが引きやすいなど、他のアプリと比べて使いやすいというメリットがあります。
このアプリ一つで国内株式と米国株の取り引きができることも魅力の人だと感じています。
ただし、これはあくまでも筆者の感想なので、各社のアプリを事前にダウンロードして先に触ってみるのも一つの手かと思います。
米国株取引では、SBI証券と同様、最低取引手数料は無料で、基本約定代金の0.45%(税込0.495%)、最大22ドルが手数料としてかかります。
楽天銀行・楽天証券とも為替手数料(1ドル当たり25銭)は変わりません。
楽天銀行と楽天証券では入出金が楽に行えるので、新たに楽天証券を開設しようと思っているひとで、楽天銀行の口座をお持ちでない方は、先に楽天銀行の口座を作ってから、楽天証券の口座を開設するのもありです。
投資信託については、買い付け手数料無料となっています。
投資信託の取り扱い銘柄数は令和4年3月5日時点で、2,654件となっています。
【DMM証券】米国株の取引手数料がなんと無料
筆者がDMM証券を開設した理由は米国株の取引き手数料が無料だったからです。
口座開設 管理手数料 | 国内株式(税込) | 投資信託 | 米国株 | 各社手数料リンク | |
SBI証券 | 無料 | 0円~ | 0円 | 0円~ | 手数料(SBI) |
楽天証券 | 無料 | 0円~ | 0円 | 0円~ | 手数料(楽天) |
DMM証券 | 無料 | 55円~ | 取扱無 | 0円 | 手数料(DMM) |
国内株式の取引はSBI証券と楽天証券があるので行っていませんが、25歳以下であれば国内株式取引手数料が実質無料となるようです。25歳以下の方はチェックしてみてはどうでしょうか。
アプリの使いやすさとしては、可もなく不可もなくといったところでしょうか。
というか、前述したように、楽天証券アプリが筆者的にはしっくり来ているので、楽天証券アプリで株価の動向をチェックして、DMM証券アプリで株を購入する。といった方法をとっています。
また、DMM証券に限っては、米国株の取引きごとに、日本円をアメリカドルにする為替手数料(1ドル当たり25銭)が米株を買う時と売る時にかかります。
そのため、アメリカドルのまま所有できないというデメリットがありますので、”取引き手数料が無料”というだけで、一概に米国株の取引きならDMM証券が一番お得!!と思わないほうが良いのではないかと筆者は思います。
※なお、SBI証券、楽天証券でも為替手数料は(1ドル当たり25銭)がかかりますが、この二つの証券会社はドルのまま所有することが可能です。
投資信託の取り扱いはありません。
まとめ
1.手数料が最安値のSBI証券
2.手数料の安さとアプリの使い勝手の良さなら楽天証券
3.米国株の取引き手数料が唯一無料なDMM証券(25歳以下は国内株式も手数料無料)
いかかでしたしょうか、手数料がいずれも安い各社ですが、それぞれ違った特徴があることがお代わりになったのではないでしょうか。
筆者は、使い勝手と手数料の安さから楽天証券を普段愛用していますので、楽天証券をお勧めいたします。
ただし、口座開設に当たっては、各社のホームページをご自身で見ていただいて、それぞれの手数料や取扱上の注意点などを確認し、納得したうえで口座を開設していただければと思います。
また、今回紹介した証券会社以外の会社も、いろいろと調べてみるのもいいのではないでしょうか。
投資は自己責任でお願いします。