子育てに正解はあるのでしょうか。
子供に習いごとはさせるべきでしょうか。
インターネットやゲームはなるべくやらせないほうがいいのでしょうか。
はじめに
今回は西村博之さんの、『僕が親ならこう育てるね』西村博之(2022年)、扶桑社。
をaudibleで聞いてみたので感想をまとめます。
僕が親ならこう育てるね [ ひろゆき ]
この本はこんな人におすすめ。
子供の育て方について悩んでいる人
自分の子供と周りの子供を比べてしまう人
頭のいい子育ての方法をしりたい人
などにおすすめです。
親である以上、自分の子供には幸せになってもらいたいと願うものですよね。この本では、タイトルのとおり、ひろゆきさんが「もし親だったら子供をどう育てるのか」について、書かれています。
この本を読むことで、今まで自分が思っていた子育ては本当に正解だったのだろうかと考え直すきっかけになるのではないかと思います。
結論
子育てに正解はない。
これからの時代を生きていくために、親として何ができるのか。
子供にとって”幸せな人生”を送れるようサポートし見守ってあげよう。
この本の良かったと思うところ3選
見せたくない姿はそもそもやらないほうが良い
子供の真似る力は凄いです。
だからこそ、自分の子供にやってほしくない姿があるのなら、親である自分が子供の前でやってほしくないことをしないことです。
子供にスマホでYouTubeを見てほしくないなら、そもそも自分がスマホばかり見ていないか。
子供に夜更かししてほしくないのなら、そもそも自分は早く寝ているのか。
子供に人の悪口を言ってほしくないのなら、そもそも自分は人の悪口を言っていないだろうか。
今一度自分自身を振り返ってみましょう。
そして、子供にこうあってほしいという姿があるのなら、親である、あなた自身がその姿となりましょう。子供の真似をする力を逆手に取ったやり方ですね。
しかし、子供は真似してもらいたいことは真似をせず、真似してほしくないことは真似をするものです。
そんなときは、あきらめてのんびり子供の成長を見守ってあげましょう。
”根拠のない自信”を持たせてあげる
世の中には、「世間一般からすれば、”勝ち組”なのにいつも不安で悩んでばかりの人」や「世間一般からすれば、”負け組”なのにいつも明るく幸せいっぱいの人」が存在しますよね。
どちらが人生を楽しんでいるのでしょう。
きっと、後者のほうが人生を楽しんでいると思うのではないでしょうか。
もし、どちらか一方を選ぶように言われれば、筆者は後者を選ぶと思います。
ここで重要となるのが、小さな成功体験を積み重ねることで自信の種を植え付けておくこと。
きっと子供は「未知のことでもこなせそうな気がする」と思うのではないでしょうか。
「どうせ失敗するから挑戦しない」と子供のうちから失敗を恐れさせるのは、もったいないですよね。
失敗を責めるのではなく、挑戦したことを褒めてあげることなどが重要なのではないかと感じました。
子供が自発的にやることはとことんやらせたほうがいい
「子供が自発的にやるって言っても、ゲームばかりするんじゃよくないんじゃない?」
本書では、たとえゲームでも、知識や経験、プレイスキルなどの技術を磨いたりすることで、難しい状況を乗り越えていくため、決して無駄ではないといわれています。
確かに、ゲームをクリヤするために、攻略本を読みながらクリアしたり、youtubeなどで攻略方法を学ぶ。という過程は、仕事でわからないことがあった場合に、基準となる書物を読んだり、誰かに教えてもらったり、調べたりすることと同じことだと感じます。
読書についても、「小説はいいけど、漫画はダメよ。」などと、読書習慣が身についていない内から制限をかけると、”本を読む”ということが、”難しくて面白くないこと”と変換され、子供にとってはマイナスになりかねないと感じます。
漫画も小説も、”本を読む”という行動は同じ事と考え、子供が興味を持つなら、読ませてあげてもいいのではないかと思いまいした。
親が子供に学ばせたいことを選ぶのではなく、子供が自ら学ぶ姿勢を見せたとき、少しサポートするくらいが、丁度良いのではないかと思いました。
親から見て”無駄”であることでも、色んな形で子供のためになると信じて、気のすむまでやらせてあげたほうが良いのではないかと感じました。
まとめ
子育てに正解はない。
子供は自分の鏡であり、なってほしい姿があるのなら、まずは自分がそうなること。
自分の子供を信じ、やりたいことはとことんやらせてあげよう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
本書では、ひろゆきさんが”もし子供を育てるならどうするのか”という視点で書かれています。
”子供ため”と思ってやっていることが、押しつけになっていないだろうか。
自分が正しいと思っている子育ては、大人にとって”都合のいい子育て”になっていないだろうかと考えされる内容であったと思います。
途中で「あれ、ひろゆきさんって子供いるんだっけ?」と思わせるほど、親の気持ちや子供の気持ちなどがわかっているんだなと思う部分も多かったと思います。
この本に興味のある方は、一度読んでみることをおすすめします。
僕が親ならこう育てるね [ ひろゆき ]
電子書籍版、audibule版はこちら
ながら読書にaudibleはおすすめ
今回紹介した、『僕が親ならこう育てるね』西村博之(2022年)、扶桑社。
筆者は、通勤時間にaudibleで聞きながら学習しました。
この「audible」は、ランニングや料理など簡単な作業をしながら学習できるので、忙しいひとにおすすめです。
読書しようと思うけどなかなか時間が取れない人。
読書をはじめたけど、すぐに眠たくなってしまう人。
隙間時間に学習したい人。などに、おすすめです。