正々堂々と問題を解決するべきだと思いますか。
解決策は一つしかありませんか。
解決策は誰にとっても同じでしょうか。
はじめに
今回もひろゆきさんの本、『ひろゆき流 ずるい問題解決の技術』西村博之(2022年)、プレジデント社。
をaudibleで聞いてみたので感想をまとめます。
この本はこんな人におすすめ。
職場のトラブル処理問題に困っている人
家族と上手くいっていない問題を抱えている人
人生をやり直したい問題に直面している人
などにおすすめです。
社会で生きている以上、どんな人でも様々な問題に直面し、そのたびに頭悩まされていると思います。この本では、そのような問題に対する解決方法や解決への道びき方や考え方などを学ぶことができます。この本を読むことで、問題解決の技術を今後の生活に役立てていけるのではないかと思います。
結論
問題解決の方法は一つではない。
抜け道はないか。もっと効率的で楽な方法はないか。
試行錯誤することで、問題解決の技術を磨こう。
この本の良かったと思うところ3選
みんなが喜ぶ解決策はない
職場の問題を解決するためのプランを立案するとき、いくつか解決策を思いつくものの、
”こちらを立てるとあちらが立たず”
というような状況になったあげく、「あ~、もうわからない!どうすればいいの!?」
と投げ出したくなった経験はないでしょうか。
本書では、「そもそもみんなが満足する解決策はないよね、そのような解決策がある場合はとっくに誰かが実現しているよね」ということを伝えられています。
なので、解決策を導き出す以上、「少しは損をする人がいてもしかたないよね」と割り切ってしまうことも重要です。
特に、”いい人”の場合は、周囲の意見を聞きすぎて八方塞がりになってしまうということが考えられるので、ある程度は割り切って考えるようにすればいいのだと感じました。
みんなが得するではなく、”だれが得をするのか”に目を向けて解決策を考えましょう。
”撤退する”で解決してもいい
解決することができないくらいとてもハードルが高かったり、これ以上続ける意味がなくなった場合などで
”撤退する”という解決策が役に立ちます。ずるずると損失を拡大させるより、手元資金の流出を最小限に抑えるという考え方ですね。
しかし、結構これが難しい。
特に、投資では”損切すること”がとても大切と言われていますが、この損切も同じことだとかんじました。
ただ闇雲に、損切するのでは損失はどんどん大きくなります。
いわゆる損切貧乏です。
”いかに上手に負けるか”
そして、その負けを”次にどう活かすか”を考えておくことは、とても重要なことだと感じました。
長期的な視点で解決する
問題を解決する場合、多くの人が行っている方法はその場しのぎの解決策です。
しかし、その場しのぎの解決では、後々大きな問題が出てきたり、新たなトラブルに巻き込まれたりなど、”結局最後には自分が損をしていた”ということが起こりかねません。
また、”長期的な視点で解決策を見出せるか?”ということは、問題が起きている時点では誰しもが思いつく方法ではないため、みんなが賛成するとも限らないでしょう。
特に、自分自身の人生にかかわるような問題を抱えている場合は、”長期的な視点で自分にとっての正解は何か”を考えて行動したほうが良いでしょう。
例えば、いくら安定した企業に勤めているからと言って、「今すぐ死にたい」と思うくらい思い詰められている人の場合は、すぐに休職したり、”一旦仕事を辞めて、新しくスタートを切る”でもいいと思います。
当然、周りからは「もったいない」とか「定年まで働けば将来安泰なのに」と言われることもあるとは思いますが、そんなことを気にして死んでしまうよりはマシだと筆者は思います。
一方で、「なんとなく仕事が面白くないから」や「上司と馬が合わないから」などの”まだ我慢できる”くらいのレベルで安定した会社をやめたいと思う場合は、
面白くない仕事を面白くするよう視点を変えてみたり、逆に上手にサボることで「さぼりながら給料もらえてラッキー」と思うようにしてみたり、上司をわざと怒らせたり、喜ばせたりしてみることで相手の感情の特徴を勉強してみたり、など
「この会社で働くのもそこまで悪くないな」と思えるように考え方や行動を変えることも、一つの解決策だと思います。
まとめ
解決策は一つではない。
ゴールは無数にあり、ゴールまでの道のりも無数にある。
失敗してもいい。
重要なのは、問題と向き合い、いろんな角度で解決策を考えること。
最後に
いかがでしたでしょうか。
本書では問題解決の方法を、ひろゆきさんの経験や知識をもとに書かれていました。
筆者は、問題やトラブルはなるべく避けて通りたいと思うような人間ですが、よくよく考えると毎日の生活の中で、多かれ少なかれ様々な問題に直面していることに気づかされました。
そして、「もっと面白い解決策はないかな」「ひろゆきさんならどのように解決するのかな」といった、問題に対する視点も変わってきたように思います。
この本に興味のある方は、一度読んでみることをおすすめします。
電子書籍版、audibule版はこちら
ながら読書にaudibleはおすすめ
今回紹介した、『ひろゆき流 ずるい問題解決の技術』西村博之(2022年)、プレジデント社。
筆者は、通勤時間にaudibleで聞きながら学習しました。
この「audible」は、ランニングや料理など簡単な作業をしながら学習できるので、忙しいひとにおすすめです。
読書しようと思うけどなかなか時間が取れない人。
読書をはじめたけど、すぐに眠たくなってしまう人。
隙間時間に学習したい人。などに、おすすめです。